◆ 第68回ゴールデン・グロープ賞受賞者が決定！

第68回ゴールデン・グローブ賞のノミネート発表でゴールデングローブ賞のノミネートのエントリを書きましたが、1月16日に第68回ゴールデン・グロープ賞の授賞式がありました。

さて今回、第68回のゴールデン・グローブ賞の結果はどうだったかと言うと・・・

作品賞では最多の7部門にノミネートされていた「英国王のスピーチ」と、6部門にノミネートされていた「ソーシャル・ネットワーク」の一騎打ちでしょう。

最終的に映画の部ドラマ部門で最優秀作品賞は「ソーシャル・ネットワーク」が受賞しました。
これはもうしょうがないですね、去年2010年はソーシャル・ネットワークの年という感じでしたから。
ソーシャル・ネットワークは他にも脚本賞・監督賞・作曲賞の4部門を受賞しました。
今年のゴールデン・グローブ賞の最多受賞作品です。

ソーシャル・ネットワークはFacebookの創始者マーク・ザッカーバーグの半生を描いたものですが、単なるサクセスストーリーではなくて、成功によって失った物も多く人間ドラマを描いている点で、かなり評価が高いようです。

全米映画批評家協会賞での作品賞・主演男優賞・監督賞・脚本賞や、シカゴ、ニューヨーク、ボストン、ロサンゼルス、フロリダなど全米各都市の批評家賞でも主要部門で賞を受賞しているそうで、37の映画賞で106冠を受賞しているらしいです。
もうとにかくなんでも映画賞を受賞している感じ。

対して「英国王のスピーチ」はドラマ部門の最優秀主演男優賞をコリン・ファースが受賞しました。
6部門にノミネートでしたがゴールデン・グローブ賞ではこの主演男優賞のみとなりました。
こちらはイギリスの歴史ドラマ。
吃音症を克服するジョージ6世のドラマです。

英国王ジョージ5世の次男であるアルバート王子：ジョージ6世は吃音症であり、数々の治療を試していく。一時は兄のディビッド皇太子がエドワード8世として国王に即位するが、離婚経験のあるアメリカ人ウォリス・シンプソン夫人との結婚の為に退位し、アルバート王子が急遽国王を即位する事になる。
時はヨーロッパでヒトラーのナチスドイツが台頭、国家の奮起の為に強い意志を示す国王が求められていたというストーリー。

「英国王のスピーチ」も歴史の中で苦悩する人間ドラマを描いてます。


他の映画の部主要部門では
ドラマ部門主演女優賞がナタリー・ポートマン「ブラック・スワン」
ミュージカル・コメディ部門の男優賞がポール・ジアマッティ「BARNEY’S VERSION」
ミュージカル・コメディ部門の女優賞をアネット・ベニング「キッズ・オールライト」
が受賞しました。

助演男優賞をクリスチャン・ベイル「THE FIGHTER」
助演女優賞をメリッサ・レオ「THE FIGHTER」
がダブル受賞。

アニメ作品賞はやっぱり、「トイ・ストーリー３」
外国語映画賞はIN A BETTER WORLD（デンマーク）
が受賞です。
監督賞デヴィッド・フィンチャー「ソーシャル・ネットワーク」
脚本賞アーロン・ソーキン「ソーシャル・ネットワーク」
作曲賞トレント・レズナー、アッティカス・ロス「ソーシャル・ネットワーク」
とソーシャル・ネットワークが4冠受賞。

主題歌賞“YOU HAVEN’T SEEN THE LAST OF ME”「バーレスク」
作詞・作曲：ダイアン・ウォーレン
が受賞しました。